[ 錦正流大正琴について ]
大正琴演奏者の第一人者であった初代 吉岡錦正氏が、楽器として単音で音域が狭いことから、研究、改良を重ねた結果、総桐製十二弦大正琴を考案、これを錦正琴と称し実用化した。
ここに錦正流を起こした。
従来品と比較すると、より繊細な音色であり、かつ音程が正確で和音も可能という画期的な大正琴であった為、洋楽器のオーケストラとの共演も出来るまでに性能を高めた。
作曲家 古賀政男氏の目にとまり、昭和27年TBS連続放送劇、 「人生劇場」(尾崎士郎 原作)の主題曲にヒット曲「人生劇場」を用い、初代 吉岡錦正氏の大正琴をフューチャー、全国に大正琴ブームのきっかけとなった。
以降、歌謡曲の伴奏、歌のない歌謡曲(カラオケ)、CMの音楽、その他多数起用されている。