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錦正流

[ 錦正流大正琴について ]

大正琴演奏者の第一人者であった初代 吉岡錦正氏が、楽器として単音で音域が狭いことから、研究、改良を重ねた結果、総桐製十二弦大正琴を考案、これを錦正琴と称し実用化した。
ここに錦正流を起こした。

従来品と比較すると、より繊細な音色であり、かつ音程が正確で和音も可能という画期的な大正琴であった為、洋楽器のオーケストラとの共演も出来るまでに性能を高めた。

作曲家 古賀政男氏の目にとまり、昭和27年TBS連続放送劇、 「人生劇場」(尾崎士郎 原作)の主題曲にヒット曲「人生劇場」を用い、初代 吉岡錦正氏の大正琴をフューチャー、全国に大正琴ブームのきっかけとなった。

以降、歌謡曲の伴奏、歌のない歌謡曲(カラオケ)、CMの音楽、その他多数起用されている。

[ 錦正流大正琴の歩み ]

●昭和27年前後
  寄席/高座やお座敷での演奏活動が主。
 (曲弾きも披露)。
●昭和27年
  TBSラジオ 連続放送劇「人生劇場」
  主題歌を初代が演奏。
  松竹映画「人生劇場」
  主題歌/BGMを二代目が演奏。  
      〜中略〜
●昭和59年
  テレビ東京「古賀政男誕生八十年記念番組」
  北島三郎、ディック・ミネの伴奏として出演。
●昭和62年
  NHKドラマ「男子の本懐」
  (城山三郎原作)にて演奏 。
  錦正流21回発表会にて美容界の
  大御所山野愛子さんが特別出演、共演。

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